骨粗鬆症について ~その2~
皆さんこんにちは!
今週は「カルシウムを摂取すれば骨粗鬆症は改善されるのか?」についてお話したいと思います。
先週もお話したように、健康な体では血液中のカルシウム濃度は一定に保たれています。
しかし、常にカルシウム濃度が低下している場合、濃度を上げるために骨の破壊スピードが修復よりも速くなり、骨がスカスカになってしまいます。これが骨粗鬆症です。
では、カルシウムを摂取すれば骨粗鬆症の進行を防ぐことは出来るのでしょうか?
答えは ✕ です。
私たちが口から摂取したカルシウムは小腸で吸収され、血液中に取り込まれます。
しかしカルシウムの吸収率は加齢とともに低下し、50歳を超えると成長期の半分ほどになってしまいます。
そのため吸収率を高める働きのある、ビタミンDを一緒に摂取することが大切です。
カルシウムを含む食材 ―――牛乳、豆腐、納豆、小魚、海草、緑黄色野菜
ビタミンDを含む食材 ―――― 魚、キノコ、卵
また、カルシウムで骨が修復されやすくするには、毎日30分ほどのウォーキングも効果的です!
水泳なら1回30分を週2回、自転車なら1時間くらい行うと良いようです。
さらに日光浴は皮膚でビタミンDが合成されるためオススメです(^-^)
夏には木陰で30分、冬には手や顔に1時間程度日に当たるだけで十分です。
少しの工夫と運動で、加齢に負けない体づくりをしていきましょう!